“FXとは「Foreign Exchange」の略で「外国為替証拠金取引」のことをいいます。日本円/米ドルなどの通貨の売買をした際に発生する差額によって利益を狙う取引です。“

     

 

現地でモノを購入するには、日本円ではなくて、アメリカの通貨である米ドルが必要ですね。両替所で持っている日本円をドルに交換しましょう。

空港の両替所で「1ドル＝110円」で円を米ドルに交換したとします。つまり、例えば110,000円交換したとすると、1000ドルもらえます。

   

しかし、旅行中、全てクレジットカードを決済することができたため、交換した1000ドルは使わなかったとします。

 

ここで例えば、帰国後、米ドルを日本円に戻す時に、 「1ドル＝115円」になっていたとします、現在1000ドル持っているので、115,000円 (115円x1,000) 持っているということになりますね。当初保有していた110,000円が115,000円に増えたので、5000円利益が出た計算です。（115円-110円x1000）

 

逆に米ドルを日本円に戻す時に、「1ドル＝105円」になっていたとすると、105,000円(105円x1,000) 持っているということになりますね。当初保有していた110,000円が105,000円に減ってしまったので、5000円損が出た計算です。（105円-110円x1000）

   

このように、ある通貨を買う（売る）、そしてその後売る（買う）。その差益で利益を狙う取引がFXの基本的な仕組みです。

 

円安・円高について

   

“円安はドルやユーロなどの外貨に対して円の価値が下がること。円高は外貨に対して円の価値が上がることです。“

     

アメリカから輸入するジャガイモ、1つ1ドルだとします。

ここで1ドル110円だとします。輸入するジャガイモは1つ110円ですね。

 

ここで1ドル115円に動いたとします。するとどうなるでしょう。ジャガイモ1つを115円<で輸入しなければいけない。つまり、もともとは110円で買えていたジャガイモ（１ドル）が115円出さないと買えないということになりました。

つまり、円の価値が下がり、ドル（ジャガイモ）の価値が上がったということになりますね。これを円安と言います。

 

 

逆に1ドル105円に動いたとします。つまり、ジャガイモが一つ105円になりました。1つ110円で買っていたジャガイモが105円で買えるということになりました。

つまり、円の価値が上がり、ドル（ジャガイモ）の価値が下がったということになりますね。これを円高と言います。